アトピー治療で大事なポイントについて
アトピー性皮膚炎には実に様々な原因や要因が考えられますが、医療が進んだ今でも完全に解明されているわけではないのです。
食べ物やダニなどといったアレルゲンが引き金となることは知られていますが、その大元の原因については遺伝による体質や生活環境・病気などと体力低下などが複雑に絡み合って発症するといわれています。以前はアトピーといったら子供の病気という認識が多かったようですが、最近では大人のアトピーも増えています。
原因が全てわかれば治療方法も的確に行えますが、実際には完全に原因を突き止めることは難しいですので、対処療法的な治療で症状を抑えるしかないといったケースが多いのが現状のようです。
ただし、アトピー性皮膚炎を発症させる人は、免疫力が低下していたり、皮膚の乾燥によって発症しやすい環境になっていたりする事が多いですので、皮膚の保湿効果や抗菌効果を高める入浴剤などの使用で皮膚を守る力をつけたり、食事療法や乾布摩擦などで免疫力を高めたり、体質改善を試みることも推奨されています。
食べ物にアレルゲンがある場合は、徹底的にその食材を排除することが基本的な対処法になります。食物アレルギーは、場合によっては摂取すると命の危険もあります。
単なる好き嫌いということと全く違いますから、本人だけでなく、周囲の人にも食べない、食べさせないを周知徹底する必要があるでしょう。
いずれにしても、アトピー治療のためには、まずはアレルゲンの特定と発症の原因やそれぞれの要因を少しでも多く突き止めながら、それらを排除させる、もしくは、改善することが重要なポイントとなっています。
